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どれを飲んでも違う味 改定版 |
11月2日からの新メニューを先日お知らせしましたが、一部の銘柄において私のイメージする香味とはかなり異なっているものがありましたので、修正版を。
今度こそ珈琲マニアでなくとも、「どれを飲んでも味が違う」と感じて頂ける、渾身の(?)ラインナップです。
焙煎度合い云々ではなく、味の特徴により3分類してメニュー表に掲載します。
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【苦味の珈琲】
1.エチオピア イルガチェフ 深煎りながら、ナチュラル精製ならではの強いモカフレーバーを感じることが出来ます。
2.ケニア マサイ 美味しい深煎り珈琲の定番
3.インドネシア LCFマンデリン 初登場・名店「堀口珈琲」の唯無二のスペシャルマンデリン。あの「スマトラタイガー」を彷彿と。。。
【マイルド系珈琲】
4.コロンビア アンデスコンドル 帰ってきたリアルコロンビア。変わった香味はないものの、誰もが美味しいと感じるマイルドコロンビアです。
5.キューバ ツルキーノラバド クリスタルマウンテンにも勝るとも劣らない突き抜ける香り。浅煎りの軽いテイストが特筆すべき点です。
6.ブラジル ダテーラ スイートイエロー ナッツ系の甘いブラジル珈琲。軽いテイストなるも、甘み十分。
【香りの珈琲】
7.インド モンスーン モンスーン式と呼ばれる独特の精製方法により、間違いなく唯無二なる香味。北欧では大人気とか? 是非一度ご賞味あれ。
8.イエメン イスマイリ イエメン産モカの中でも、当銘柄の際立つ香味は他を寄せ付けません。
9.エチオピア イルガチェフ ナチュラル(浅煎り) 深煎りにもラインナップされるナチュラル精製のイルガチェフを、よりフローラルかつ強烈に味わって頂くためにあえて浅煎りでもラインナップ。 イエメンイスマイリとブレンドするのもまた一興。新感覚「最強モカ」が味わえるかも??
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LCFマンデリン |
どれがお勧めですか?
と尋ねられることは日常茶飯事なのですが、これは非常に難しい質問であります。
あれこれ試した結果、どれも美味しく、それぞれの特徴のある香味を持っている故に棚に並ん でいるわけで、お勧めでない珈琲はここには存在しないのです(笑)
しかし「あえてひとつだけあげてくれ」と懇願されたら、
●インドネシア LCFマンデリン ●エチオピア イルガチェフ ナチュラル
をお勧めします。
マンデリンはフレンチロースト エチオピアはハイロースト
焙煎度合いは両極端です。
しかし、単に苦い、酸味が強いというのではなく、それとは全く別の際立つ香味が備わっています。
LCFマンデリンは、数あるマンデリンの中にあって、スマトラ島リントン地区のごく限られた小農家群から集買された豆で、2年前に扱っていた「スマトラタイガー」に非常に似た香味を持っています。
黒光りするフレンチローストからは想像のできないバターのような、マンゴーのようなねっとりまとわりつくような際立つ香味が特徴です。
ひとくち珈琲液をすすると、思わず「わ!」っと声が出るほどの特殊な香味を持った深煎りコーヒーです。
一方、エチオピア種は、ナチュラル精製ならではの発酵臭が鼻腔を襲い、思わず「う!!」と唸ってしまうような浅煎りコーヒーです。
できれば同時に飲み比べて頂きたいのですが。。。。
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一番人気は |
ラインナップを大幅入れ替えした後の最初の週末。
一番人気は意外にもというか、やっぱり予想通りといいますか、圧倒的に
インドモンスーン マラバール
インドの珈琲という珍しさもありますが、実際に非常に変わった香味あり、口にしたゲスト皆が驚きの表情を浮かべられます。
この香味を最大限に引き出すのはやはり浸漬法(プレス)がベスト。 この珈琲ほど、抽出方法の違いが香味を分けるものはありません。
プレス抽出の底力を思い知らされた気がしますネ。
珈琲好きの貴方。ぜひ一度お試し下さい。
ホントにびっくりしますよ(笑)
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こだわりのマンデリン |
どんな美辞麗句を書き並べられても、実際に飲んでみないとわからないのが珈琲。
XXのような ○○のような ▼▼を思わせる
やたらと違う食物にたとえる香味表現は珈琲の世界ならではのもので、実際はそんな風味のかけらも感じない、なんてことは日常茶飯事といえます。
中村屋珈琲店でラインナップに加えるか否か。 それは、とりあえず100gだけ買ってテイスティングを行い、自分の目指す「特徴のある香味」が感じられるかどうかが判断の基準といえます。
そんな中、マンデリンについては、相当な無駄買いをしてきました。 理想とするマンデリンフレーバーを追い求め、2年間で軽く10種類以上のマンデリンを飲んできました。
ここ暫くは自分で本当に納得できるマンデリンに遭遇できずにいたのですが、今般仕入れたLCFマンデリンは本当に素晴らしい香味を持つマンデリンです。
東京の「堀口珈琲」さんが作るこのマンデリンは、深煎りでありながら、苦味系の香味は影を潜め、非常に特徴的なバタリーなコクが特徴といえます。
このマンデリンをその店主の堀口氏はこう表現しています。
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堀口珈琲でしか体験できない最高のマンデリン まるでトロピカルフルーツのようなフレッシュな酸+甘い余韻
堀口珈琲のマンデリンは40の限定した農家で栽培されたコーヒーに精製後独自の手間を加えた特別なコーヒーです。
なんといってもハーブや木の香りといった、まるで深い森に立ち込めるような独特の香りが最大の特徴。またトロピカルフルーツのような華やかな酸と、滑らかでとろっとした舌触りを楽しめます。フレンチローストですが、日本で流通している他のマンデリンのような重い苦味と濁りはなく、フローラルな甘い余韻が長く続きます。入港したてのフレッシュな印象から、時間の経過とともにハーブのような独特の香味が強くなる傾向があり、一年を通して香味の変化を存分に楽しむことができます。
昔からマンデリンの最良の楽しみはフレンチロ-ストです。マンデリンの生豆は繊維質が柔らかいため、深く焙煎すると他の生豆よりも焦げたり煙り臭さが出やすく、非常に神経を使います。弊社のロースターはこの特別なマンデリンが持つポテンシャルを最大限に引き出すよう細心の注意を払いながら、日々ローストに取り組んでいます。他では絶対に味わうことができない深みのある独特の香味をぜひご賞味ください。
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同じ生産国のコーヒー豆を常時数種類用意している堀口珈琲さんですが、マンデリンに関してはこの「LCFマンデリン」のみです。それほどに唯無二なキャラクターを発揮しているのだろうと推察できます。
実際飲んでみますと、説明文に違わぬ超個性的フレーバーを感じ、フレンチローストであることを忘れさせるほどのインパクトです。 濃い目よりも若干薄めのほうが個性的フレーバーを感じることができるようです。
しかし、以前同じLCFマンデリンを別の店で購入したことがあるのですが、堀口さんのサイトで紹介されているような香味が全く感じられず、大変にがっかりしたことを記憶しています。
2年前に愛飲していた「マンデリン・スマトラタイガー」も同様で、同じ銘柄でも焙煎人が違えば月とすっぽんほどの香味の差があります。
いまでも仕入れている「カフェゼロサン」のスマトラタイガーは、さめるに従いバターのようなコクが現れてきて、何とも不思議な香味変化が楽しめたものですが、アメリカ・デイドリッヒ社の焙煎機を使う開店したばかりの某店のスマトラタイガーは、ショウガ風味が前面に出てきて、とても同じ生豆から焼かれたものであるとは想像すら出来ないほどです。
どちらが美味しかったかは言うまでもありませんネ。
何とも奥の深いマンデリン。
先週末届いたLCFマンデリンがあっという間に底を付きそうになったので、今日まとめて800g注文しました。
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ケーキバイキング |
今日はケーキバイキングでした。 ケーキはもちろん、コーヒーも全ておかわり自由としました。
いったいどれくらいのコーヒーが出るか?
見当もつきませんでしたが、結局以下の豆のコーヒーをお出ししました。
マンデリン コロンビア ブラジル エチオピア インド メキシコ
お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。
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