マクドナルドの珈琲が変わったとCMで知りました。
世界一のバリスタが監修したとの触れ込みです。
そのバリスタとは、あの丸山珈琲の有名な人です。
先日、飲んでみました。
確かに以前よりは変わった感じです。
しかし、旧商品はあまりに薄くてまずくて、コンビニ珈琲に完全に負けている。そんな印象でした。
人気のコンビニ珈琲ですが、珈琲の専門家ならば、どうやったらあの味わいを越えられるか、簡単に答えを出すことができます。
何も世界一のバリスタの監修など仰ぐ必要もありません。
上手に焙煎した豆を適量使えばいいのです。
問題は100円でいかに利益の出る珈琲にするかが重要なのです。
ハッキリ言って、バリスタの出る幕ではありません。
大体、世界一のバリスタを選出する大会は、珈琲の知識というよりも、エスプレッソを作る過程におけるプレゼン能力、所作が重んじられるパフォーマンスコンテストの意味合いが大きく、普遍的な意味での美味しい珈琲を淹れられる人であるかどうかはあまり関係がありません。
バリスタ世界一の人とコフィアのマスター門脇氏?が、豆の選定から焙煎、抽出までの一連の技術を競ったら、まず間違いなく門脇に軍配が上がるでしょう。(笑)
以前ダイドーの缶コーヒーでも同様に「世界一のバリスタ監修」の宣伝文句を全面に出したCMを放映していました。
それ以前には役所広司をCMキャラクターに起用し、「20数種類の豆を絶妙ブレンド」などとPRしていました。
たかが缶コーヒーに20数種類もの違った豆をブレンドする意味などいったいどこにあるのでしょうか?
珈琲趣味にはまった当初、テイスティングのために100gずつ違う豆を20数種類買い集めたことがありました。一通りテストした後、すべての豆をボールに放り込み、完全にまぜこぜにしました。カッコよく言えば「BLEND」ですが、あまりに多くの豆が混ざり具合に、ワケの分からない味になってしまったことは言うまでもありません。
日本において、珈琲とはつくづく肩書とか能書きに頼った上っ面の商売が幅を利かせている感がぬぐえません。
それは日本人が珈琲に対していかに無知であるかということの裏返しでもあります。
ウチの珈琲には種も仕掛けもありません。
選び抜いた直火焙煎豆をカットミルで挽いて、ネル(布)を使って90度未満の温度で抽出しているだけです。
1杯出しなら120ccあたり16~18g。
2杯出しなら240ccで25~28g。
3杯出しなら360ccで35~38g。
この法則で抽出すると、濃いめながら、ネルドリップらしいまろやかなトロンとした口当たりの絶品珈琲が再現できます。



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