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喫茶ネコノシマ |
丸亀市の沖合、笠岡諸島の南部に佐柳島という小さな島があります。
最近猫の島として有名になり、見る観る観光客が増加しています。

外国人の姿もちらほら。 カメラ女子多も数見受けられます。

フェリー乗り場から海沿いを歩き、北へ約1 km 進んだ場所に、木造校舎を改修した
喫茶ネコノシマ&ネコノシマホステル

2年前に地域おこし協力隊として赴任した夫婦が廃校を利用した開業したという異色の存在。
ラウンジに置かれていた、香川県発行の地域おこし協力隊の特集冊誌の記述によると、ご主人は、大正時代から続く古書店での丁稚を経て映画専門古書店を独立開業、経営していたそうです。
さらに奥様は京都精華大学デザイン学科を卒業した後、百貨店の装飾にてデザインとディレクターを担当された経歴をお持ちです。
そんなかつての経歴が宿の中のいたるところに遺憾なく生かされており、古い木造校舎が見事なまでに「芸術作品」としてまとめ上げられています。センスの良さでは、これまで各地で訪れた古民家改造カフェの中では、一歩抜きん出ているなという印象を受けました。







古い木造校舎を昔のままの雰囲気を残して活用しています。


この日は泊りでしたので、夕食を頂きました。
佐柳島名物たこを使った家庭料理。 一人前1000円なり

去年も今年も感じたのですが、夕方の時間帯になると、いつもにんにくを炒めるいい匂いが漂ってきます。 食事に、にんにく料理が提供されるかと思いきやそれは一切なし。
ネコノシマホステルのミステリーの一つかもしれません。
食事が提供される部屋は元職員室だった場所。

この場所が開放されるのは9時まで。 談話室としての機能はほとんどなく9時以降は内側からカーテンが閉め切られ、仕事を終えた夫婦がひっそり夕食をとっていました。
自分たちのプライバシーと仕事は完全に分離をする。 お客に対しても無理な気遣いはしない。
ここのご夫婦が自分たちの性格を十分にわきまえた上での合理的経営がなされているのだということでしょう。
世の中みんな宿好き、人好き、世話好きが高じて宿泊業始めた人ばかりではない、そういう一つの例なのかも知れません。
とかなんとか言いながらも、この島と宿が気に入っています。間違いなくまた来ることでしょう。
イイ所だワ。


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