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めまぐるしく味の変わるコンビニ珈琲 |
缶コーヒー業界が少しずつ衰退しているのは誰もが知るところですが、その一方で、コンビニの100円珈琲の味の変化は実にめまぐるしいものがあります。
最近はSDGSブームで、コンビニ珈琲もその流れに。
ローソンはフェアトレード珈琲を前面に打ち出しました。

今に始まったことではないのですが、コーヒー業界は素人相手の能書き先行は否めません。 フェアトレード云々の前に、焙煎のこだわりや、珈琲豆の産地の情報開示をすべきだとおもうのですが、そこはあくまで二の次です。
ファミリーマートはもともと、苦みが強すぎる珈琲でした。 昨年、稲垣吾郎をCMに起用し、「本当に美味しいコーヒーはブラックでも甘い」などと売り出しましたが、それでもまだ苦みが強すぎたのは確かです。 ところが、この秋以降の新しいブレンドは、かつての強烈な苦みが鳴りを潜め、かつてのセブンイレブン的な味に劇的に変化しました。
そんなセブンイレブンは、苦みが少し弱くなり、ローソン珈琲にかなり近い味わいに変化したように思います。
実はコンビニ珈琲。 大々的な宣伝を打つかどうかは別として、人知れず、少しずつ味を変えているのです。
より一層美味しくなった!!
といううたい文句は、言い換えるならば、以前はあまりおいしくなかったということを認めているにも等しいものがあります。
完全にハナシは逸れますが、産業j界も経済界も、実は言葉のマジックが溢れています。
「ワクチン接種を加速する」
といえば、非常に力強さを感じさせますが、それは単に「急ぐ」意味を言い換えたに過ぎません。
「検疫体制をj強化する」
といえば、これまた厳格な印象を与えますが、言い換えるならば、単に
「脆弱だった検疫体制を改善します」
の意味でしかありません。
言葉のマジックに惑わされることなく、本当にイイものを求めたいといつも思っているワタクシであります。
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