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鉄道模型の宿の珈琲マスターブログ
北信州木島平村で鉄道模型のあるホステルを運営中。こだわりのネルドリップ珈琲をどうぞ
珍しさを強調して優位性を説く
コーヒー関連の情報をググっていると、やがて次回焙煎珈琲のアフィリエイト広告が表示されるようになります。


こだわりの自家焙煎
希少豆のみを注文ごとに焙煎
日本に4台しかない焙煎機で云々


私の印象としては、このような美辞麗句を書き並べて売る珈琲屋は、珈琲の知識に乏しい素人向けの店であることがほとんど、乃至、開業間もないキャリアの浅い珈琲屋であることが多いものです。

以前も触れましたが、珈琲のセールストークは、購買者層が珈琲の素人であることを前提としたものと断言できます。


コーヒーの生豆(なままめ)はほとんどの品種を珈琲問屋、ないし小売り業者から買うことができます。
国内有数のロースターである、丸山珈琲や堀口珈琲など巨大化した法人ならまだしも、直に珈琲農園との流通のパイプを持っているひとなどまず存在しません。

農園主と肩を組んで誇らしげに写真に映るウェブサイトの店主。特に売買契約の交渉に出かけているわけではなく、単なる物見遊山の旅行であり、結局のところ、二次卸商社や小煎り業者から適当に選んで仕入れているに過ぎません。

なので「一般の店ではあまり扱わない希少な豆を厳選」などというセールス文句は全くの見当違いなのです。


自家焙煎=こだわり

という図式もかなり定着していますが、これもまた鵜呑みにはできません。
焙煎作業というのは、結局のところ「調理」でもありますから、生豆のポテンシャルを生かすも殺すも焙煎者の腕にかかっています。

上手に焼けていない自分で焙煎した豆を使って抽出した珈琲と、一流の腕を持つ焙煎人が焙煎した豆を仕入れてきて抽出した珈琲、どちらが美味しいか、語るまでもありません。

先日とある県内の店にマンデリンを買いに行きました。
少し名の通ったアライアンスに加盟している珈琲店の一つであり、そこの胴元が売り出すマンデリンを「指名買い」しました。

店主は私がいわゆる「素人」ではないことを一瞬で察知し、

試飲しますか?
ウチは本家と違って半熱風焙煎だけれど。
それで良かったら。

的なまさかのリアクションに怯みました。(笑)

確かに、直火(ちょっか)式焙煎とは明らかに違う、あっさり味。しかも焼き具合が、フレンチローストとしては明らかに浅いものでした。

直火式か熱風か、半熱風か。

この論争は尽きることがありませんが、その違いは飲んでみれば明らかです。

熱風(半熱風)焙煎が、ホットプレートで焼いた焼き肉であるのに対し、直火焙煎が焼き肉店のロースターで焼いた焼き肉に例えられます。

99%の人が業務用焼き肉ロースターで焼いた肉のほうが美味しいと言うことでしょう。




即席ジェットロースターで焼いた豆。
これも一応自家焙煎です。

確かに、焙煎直後は非常に香ばしく、市販のコーヒー豆では味わえない強い香味を感じることができます。




当店は注文を受けてからその場で焙煎!
出来たての風味をあじわっていただくため、購入後1週間以内で消費することをお勧めします





などと謳う珈琲豆屋も散見されますが、その店の多くは、ボタン一つで出来上がる即席ロースターを導入している店です。
しかし、即席焙煎機で焼いた豆と、手間暇かかるフジロ―ヤール直火焙煎機で焙煎した豆は、時間が経過したときにその差が如実に表れます。

腕のいい人が焼いた豆は、1週間、2週間経過した位では全く劣化しません。
直火ならではのパンチの利いた香味が長持ちします。
しかし、即席ロースターはあくまで熱風の即席豆なので、3日も経過すれば、熱風ならではのあっさり風味が前面に出てくるものです。


タケノコのごとく次々に出てくる自家焙煎珈琲屋屋ですが、本当に美味しい豆を売る店は、実はその中のほんの一握りでしかないということを、11年目を迎えたコーヒーマニア生活で体験済みなのです。


というワケで、私は焙煎人ではありませんが、本当に美味しい珈琲豆を厳選してラインナップしています。


西山珈琲(姫路市)  ブラジル、エチオピア
堀口珈琲(狛江市)  マンデリン、コスタリカ
カフェゼロサン(新宿区)  全般
コフィア(鶴岡市)  マンデリン、タンザニア


この4つは間違いありませんネ。



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最強の珈琲ブログ
珈琲の世界は鉄道趣味の世界と同様、大変に奥深いものがあります。

何となく今、にわかコーヒーブームのようにも感じられ、プロ、アマチュアに限らずいろんな人が、御託を並べて珈琲を熱く語っています。
ただその多くは、上っ面だけの珈琲レビューに終始していて、なかなかマニアの琴線に触れるものはありません。



そんな中、こちらのブログは私が見聞きした中では「最強」のブログです。

coffee web 日本一おいしい珈琲
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あまりにレベルが高く、ブログ主様が投げかける「コーヒーマニア度検定」は、本当に超絶的レベルです。
ヘタな自家焙煎店の店主だと「ただの素人」と判定される可能性が極めて高いでしょう。

ちなみに私は「マニアのふりをした素人」の烙印を押されてしまいました(^^)

でも、内容的には極めて濃く、そして深いものであり、「腕利きの人が焼いた直火式焙煎珈琲こそが最高である」の論は全く共通しているところであります。

記事数は多くありませんが、それぞれが非常に長文で奥深いので、「珈琲マニア」を自認する人であれば、読みごたえは抜群です。



マニア度の点では上記ほどではありませんが、珈琲屋&焙煎豆レビューのブログとしてはこちらが秀逸です。

babi-yar の珈琲三昧


珈琲の世界に足を踏み入れて10年が経過しました。

ペーパードリップにはじまり、サイフォン、ステンドリッパー、を経て4年目からはネルドリップに落ち着きました。

挽き豆は1人前なら20g、2人前なら35を使い、仕上がり量は1杯あたり120cc。
普通のレベルからするとかなり濃いと感じられるかもしれませんが、本当に美味しくあじわうには、この程度の豆量は必要です。



来週は山形月山に行くので、鶴岡「コフィア」に詣でてきます。(^^)
2021年秋の珈琲リスト
自家焙煎はやらないと、ながらく公言していた私ですが、いよいよその「禁断の領域」に踏み込みました。
すべての豆が自家製というわけではありませんが、とりあえず2021年秋のラインナップです。


●ブラジル No.2  ¥350  

●エチオピアモカナチュラル  ¥350

●インドネシア・マンデリン ブルーバタック  ¥350

●コスタリカ・ソノラ農園  ¥350

●タンザニアAA ¥350

●インド・モンスーンマラバールAA ¥350円

↑ ↑ ↑ ↑
此処まで自家製

●オリジナルブレンド ¥350

● スモーキーフレンチ


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コフィアで珈琲談義
先日の月山遠征の初日、山に上がる前に鶴岡のコフィアに立ち寄ってきました。

初訪問が2014年8月でしたので、かれこれ7年が経過しようとしています。

本当に魅力的過ぎるこの珈琲屋。
もはや珈琲という飲み物ではなく、コフィアの珈琲という別ジャンルの飲み物と云っても過言ではありません。



強面で言葉少な。


最初のイメージはそんな感じでしたが、7年たってようやくマスターと普通に珈琲談義ができる資格(?)を得ました。

店内でたたずんでいると、超馴染みのお客さんが次々やってくるのに気づかされます。
まるで友人のようにフレンドリーに話す女性が子連れでやってくることもあります。

その一方で、入店後、一切言葉を交わすことなく、お金を先払いして黙って珈琲を飲むお客さんもいます。
マスターも心得ていて、彼が何を注文するかわかりきっているので、黙って、コーヒーを淹れ、黙ってサーブします。

オドロキです。

頑固一徹のプロ中のプロですので、あまり下手なことは聞けません。(実際そんなことはないのだろうが)

特に焙煎具合についてあれこれ尋ねるのはまったく恐れ多いもの。
が、今回はじめて気になっていたことを切り出してみました。


=====

- 7年前にはじめてブラジルをいただいたとき、大変衝撃を受けたのですが、何年か前からか焙煎が少し(遠慮がちに)浅くなりませんでしたか?

― はい。 少しどころかかなりね。

― 明らかに違いますよね。多くのファンは気づいていると思うのですが、できれば昔の焙煎が良いなと思うんですが。

中略

― でも、あの違い、最後のたったの2秒で変わってしまうほどなんですよ。

― え!たったの2秒ですか。

― 実はブラジルって、非常に繊細なんです。特に変わった味がするわけではないのですが、非常に気を使います。
仕上げの瞬間は、まるで心臓が止まるかのような緊張を毎回強いられています。


====

焙煎を浅くした理由はあえて尋ねませんでしたが、苦みを感じさせないまでの極限までの深い焙煎は大変な労力を伴うものです。
わずか2秒の遅れが、味の根本をも変えてしまうワケですから、並外れた集中力が求められます。

マスターがかつて勤めていた吉祥寺の伝説の名店「もか」においても、晩年は少しずつ焙煎が浅くなっていたそうです。
完全なまでの深入り珈琲は、トップアスリートの如く、並外れた労力と集中力が求められるということなのでしょう。

それにしても、中庸的かつ一般的ともいわれる「ブラジル」がそんなに焙煎に気を遣うとは。



なかなか深いコーヒ談義。実に興味深いひと時。


入れ替わり立ち代わり常連さんが入店してこられるので、こんな濃度の高いトークは他にお客さんのいないときに限ります。

ひとしきりおしゃべりした後、タイミングを見計らい、ごちそうさまでした!と、素早く会計を済ませるのが、この店を利用するときの自分なりの流儀。


月山での仕事を終えて下山したときにコーヒー豆を引き取りに来ることを伝え(マンデリン600g、イエメン400g)店を後にしました。

珈琲好きが、こうしてコフィアのマスターと普通にハナシができるのは、イタリアン好きがラ・ベットラの有名シェフ・落合務氏とイタリアン談義に花を咲かせるのと同義でもあり、実に幸せなことなのです。


元気に生きている限り、私はコフィアに通い続けます。
私の入れる珈琲は決して門脇氏を越えられるものではありませんが。。。。。

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久しぶりに鉄道模型のゲスト
2週間ぶりに動かしました。
雨期に入り、網戸を開け放つ日が増えると次第に動きの悪くなる車両ですが、今日は何とか「ロコ」の塗布だけで完全復活。

7月以降はホント、毎日2回定期的に運転しないと即不動状態に陥ってしまいますので要注意です。

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しばらくは閑散期に入りますが、どんなにヒマでも日々運転励行を心がけます。





プロフィール

北信州の木島平村にあるRAIL CAFE 「みゆきの杜」は、北信州を舞台にしたの昭和レトロな風景が展開する常設Nゲージ鉄道模型レイアウトを常設。いつか見た遠い日の懐かしの光景に逢いに来ませんか



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