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鉄道模型の宿の珈琲マスターブログ
北信州木島平村で鉄道模型のあるホステルを運営中。こだわりのネルドリップ珈琲をどうぞ
初の焙煎
一端の珈琲マニアとしては、やはり焙煎も一度はやってみたいものです。
確かに焙煎が珈琲の味に占める比率は決して小さくはありません。

1.生豆の選択
2.焙煎のしかた
3.抽出の優劣


この3つが珈琲液の味に与える割合をパーセンテージで表すなら、

豆 25
焙煎 45
抽出 30

位ではないかと考えています。

焙煎が上手でなければ、上質な珈琲を味わうことはできません。
ですが、ルールに従って、自分で焙煎することがイケナイことかと言えばそうではありません。
高価な焙煎機を揃えなくては焙煎が出来ないかといえばそうでもありません。

好きな人はフライパンで焙煎して珈琲を楽しむ人も沢山います。

プロの作るイタリア料理でなくとも、クックパッドを見ながらプロに近い味わいを再現することは可能なのと同じで、自分で焙煎する珈琲を飲むことが出来れば、それはそれで満足感の高いものになりえます。

そこで、ついに焙煎に手を出すことにしました。

アウベルクラフト

という会社が発売している、手回し焙煎機。
メッシュの四角い筒に生豆を入れ、カセットコンロの熱で加熱します。
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炎で温められた下のメッシュが赤く変わり、「遠赤」による加熱。
燃焼室からの熱風で焙煎する熱風式や半熱風式とは明らかに仕組みが異なりますので、「直火遠赤式」とでも呼びましょうか?
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火加減がまだ読めず、とりあえず手探りで焙煎開始。豆は焙煎機とセットで、ブラジル、コロンビア、グァテマラの3種が50gずつ同梱されていました。

まずはブラジル サントスNo.2を50g焙煎してみることに。
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15分頃に1回目のパチパチ音。(1ハゼ)
その3分後に二回目のパチパチ音(2ハゼ)
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2ハゼが現れるとその時点で、表面には珈琲オイルがしみだしてます。
ほんの数秒の時間で、フルシティーローストがフレンチローストに劇的に変化します。(と言うことをこの日実感した)

ここだ!と決めた煎り止めポイントを確認したら、即消火、ドライヤーで冷却します。
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出来上がった豆。
チャフは完全になくなり、しっかりとした艶を伴ったイイ膨らみ具合であります。
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もう少し手前で煎り止めたかったところですが。。。。。

早速、挽いて抽出。
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少し手前で煎り止めたかったところですが、一口でブラジルとわかる香ばしさとコクを感じました。
どうやら私、この世界にますますのめり込んで行きそうな勢いです。
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珈琲業界は結局のところお客を素人扱いし欺いているのでは
以前から、能書き先行で、素人をけむに巻く商法がまかり通っている珈琲業界に対し、斜に構えたスタンスを貫く私ですが、今日あらためてそんな出来事を目の当たりにしました。
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先日の焙煎がなかなか上手くいったので、全国チェーンの珈琲豆屋に生豆を買いに出かけた時の出来事です。
ブラジル産を中心にあさっていたところ、そんな中、

ブラジル サンジョセ

なる商品を発見。

ただ、豆の品種が明記されていなかったので、尋ねてみました。

― すみません。ブラジルサンジョセの豆の種類を教えていただきたいのですが。
― 少々お待ちください  

しばらくして奥から出てきた若い店員

― こちらはブラジルになります。
― あ。そういうことではなくて、豆の品種をお聞きしたいのです。

再度奥に引っ込み、1分後出てきて

― こちらはアラビカ種になります。
― あ。それは分かっているのです。アラビカ種の中の、何という品種なのかを知りたいのです。コシヒカリとか、ササニシキとか、ひとめぼれとか、そういった品種を。

三度出てきてようやく。

― こちらはティピカになります。
― わかりました。ありがとうございます。


奥に引っ込んでは、社員と思しき責任者とやりとりしていたとは思うのですが、品種は何ですかと尋ねて「ブラジルです」と返答するとは、人を馬鹿にするにもほどがあります。

再度尋ねて、「アラビカ種」ですと言葉を濁すのも、質問者が珈琲の素人であることを前提とした、いい加減な返答です。
まるでオリンピックのリスクを尋ねられて、安全安心を呪文の如く繰り返す日本のリーダーみたいで笑えます。

そもそも、珈琲屋を営んでいる人でさえ、知識に乏しい人も少なくはないこの業界です。
ネットにあふれる自家焙煎珈琲屋の能書きを読むにつけ、ブームとはいえ、結局は右も左も知らない珈琲の素人相手に適当なパフォーマンスと能書きを連ねて丸め込んでいるだけなのだなと改めて実感した次第です。




プロフィール

北信州の木島平村にあるRAIL CAFE 「みゆきの杜」は、北信州を舞台にしたの昭和レトロな風景が展開する常設Nゲージ鉄道模型レイアウトを常設。いつか見た遠い日の懐かしの光景に逢いに来ませんか



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