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日本一個性的な珈琲店 |
以前お客さんから面白い珈琲屋があると教わり気になっていました。 究極の珈琲、想定外の珈琲を売りにする、一風変わった店との由。
テレビにも多数登場し、コーヒー好きの間ではかなり知られた存在です。
その名をミュンヒといいます。


とにかく、濃くて甘い、抽出に時間をかけるのが特徴でして、はじめてのお客には、さまざまなメニューの中から、時間と予算を尋ねてオススメしているとのこと。
一番のお勧めは50分かけて抽出する「想定外デミタス」。

細挽きにした150gもの挽き豆をドリップポットで一滴一滴少しずつ、50分かけてわずか30~40ccだけ抽出する究極のデミタス。
マスターが、お客の前で、講釈垂れながら実演してくれます。 手の内を明かすその手法は、山形コフィアとは180度異なります。
なかなか癖のあるかたですが、おしゃべり好きかつ親切。 大阪人らしい人懐っこさで、マンツーマンでのドリップ作業にお供するスタイルなのです。
このマスターがコフィアの店主と「一騎打ち」したら面白そうだなと思いましたが、マスターいわく
あの人とは全く合いませんねん(笑)
さすがに珈琲業界は非常に狭く、互いの店を行き来したり、研究したりしています。 もちろん銀座のランブルや、大坊珈琲、ダフニなどの名店の店主とも面識があるそうで、ココでは語れない面白いエピソードをたくさんお話しいただきました。
でも、銀座のランブルさんとは親しい間柄だそうです。
50分後出来上がったデミタス。
 お客の前で、まずマスターがスプーンですくって味見をしてから初めて目の前にカップが差し出されます。
味はまさに想定外。とてつもなく濃いのですが、苦くはなく、抜群の甘みが醸し出されています。
トロミのある液体は、まさに究極の珈琲のエキスと言っても言い過ぎではないでしょう。
メニューは多岐にわたり、その値段はオドロキのひとこと。 でも、値段に見合う、サプライズがこの店には用意されているのです。
何事も凝り性で、極めると良いことがある。
そんなことを実感した珈琲屋行脚でありました。
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