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ブルーボトルコーヒーで一騎討ち(^^; |
数年前、鳴り物入りで日本上陸を果たしたブルーボトルコーヒー。
遅れ馳せながら行って参りました。
兎に角焙煎が浅いことで有名で、開店当初は生焼けが顕著と一部のプロの間で囁かれていました。
白を基調にした店内はスタバの対をゆくもの。
ドリップはブレンドとシングルオリジン。 シングルは何ですかと尋ねると「ペルーです。」とのこと。 普通人はこれで終わりますが、珈琲マニアは満足しません。
「品種は何ですか?」と問うと、一瞬間が開き、「ティピカ、 とか です。」 「ティピカ、とか」が何を意味するかイマイチ不明なるも、念のため「ティピカですね。」と確認。 すると店員さん、「ハイブリッドタイプになります。」と付け加え。
ウムム。全くもって意味不明(ToT)
適当に横文字を並べ立て、素人を煙に巻く作戦なのでしょうが、残念ながら私は素人ではありませんでした。(^^;
ティピカ種が交雑である、という概念あまり聞いたことがありません。 スマホでオフィシャルサイトをチェックし、当該品種の組成を調べたところ、ティピカ、ブルボン、カツーラのブレンドであることが解りました。
おそらく店員さんは、3種の混合であるものを「ハイブリッド」と称したのでしょう。
コーヒーについてあれこれ尋ねることをマニアは「一騎討ち」と表現することもあります。
私も希にそこそこハイレベルな質問を受けることがありますが、自らの知識を越えて狼狽えた経験は(^^;ありません。
ウルサイ珈琲マニアかと思われるかもしれませんが、美味しいご飯を指して、「この米は竹内農園のお米です」とのみ添えた処で誰も満足説明しないのと同じです。 重要なのは、こしひかりか、あきたこまちか、ブレンド米なのか、そうした基本情報なのです。
コーヒーもまたおなじです。
日本のコーヒー文化はまだまだ上っ面だけの、流行りでしかありません。 雰囲気と格好で気分を高陽させる消費文化を否定するつもりはありません。 しかし基本を無視してはイケナイと思うのです。
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